ええ? これは太宰の小説の漫画化じゃないでしょ?!
このマンガの中の主人公はマンガ家です。
いやこれ、全然人間失格とちゃうし。時間も違うし、シチュエーションも違う。
なんだこりゃあと読み続けましたが、ああ、なるほど、人間失格なんだ、と、思わされますね。
太宰治の人間失格を原作とした文学マンガではなく、太宰治の人間失格を原案というかモチーフにした、新しい人間失格なわけです。
でも、やっぱり人間失格ですわ。
ここまで、独自アレンジしながら、それでも立派に人間失格って作品になっとる。
この作者、天才ちゃうか
(23-82)