【 猫目小僧／梅図かずお 】

　正統派の少年ホラー漫画です。このブログ新旧取り混ぜて漫画談義をと標榜してますが、いくらなんでも古すぎる、と言われるかも知れませんね。

　小学舘少年サンデーコミックスで全5巻らしいのですが、手元には２冊しかありません。2巻で完結と思い込んでいたのか、買うのを途中でやめてしまったのか、今ではさだかではありませんが、２冊持っているという事実を目で確認しているうちに、いつのまにか自分的には「全2巻」の解釈になっていたようです。

　ある青年が、吉野の山奥て若く美しい女性に出会い結ばれるのですが、その女性は実は猫の妖怪。
　2人の間に生まれた子が猫目小僧です。
　人としても、妖怪としても扱われず、猫目小僧は、放浪の旅に出ます。

　旅先で様々な事件に巻き込まれたり、自分に危害が及んだりするのを避けたりで、戦い、時には人の味方についたり、というそんなお話ですから、「妖怪人間ベム」系列のストーリーに近いのなとも思います。

　そうは言っても絵が怖いので、まともに読んでなかったようでもあり、記憶が薄れてるだけのようでもあり、と、そんな状態で、久しぶりに読み返しました。

　いつだったか、再放送のアニメを見る機会がありました。紙芝居的な背景に、紙を切り抜いたようなキャラがぎこちなく動く独特のもので、普通のセルアニメとは違っており、独特の不気味さがありました。

　梅図かずお先生の作品は、世間的にはホラーなんでしょうけど、僕にとっては「グアシ！」のギャグ漫画家ですし、ミュージシャンとしてのイメージも強く、大学の漫研の部室には「怪」などもありましたけど、手を出さなかったように思います。

　「まことちゃん」はいくつか持ってるはずです。出てきたらここで紹介させていただきたいと思います。

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