【 爆走彼女／むつきつとむ 】

　雪山で遭難した青年が、雪女に救助されるのですが、その雪女の里は人口の減少という問題に直面していました。　　

　人口が減ったら増やせばいいとばかり、雪女は遭難して助けた青年に身体の関係を求めます。　

　しかし、その雪女は、まだ幼女です。身体の関係なんてとんでもありません。

　青年は、年頃になったら連絡してもらうよう伝え、立ち去ろうとします。でも、許されませんでした。それなりの年頃まで、ずっとここで暮らすように命令されるのです。そもそも外は吹雪で、外出イコール生命の危険にさらされるということでもあり、そう簡単には逃げ出せないシチュエーションです。

　それでも青年は、幼女が成長するまでここで待つのは無理と返事をします。なぜなら、その時まで性欲を我慢し続けるなどできないから、と。そして、「他に解消の方法があるなら、別だけど」と、雪女の身の回りの世話をしている若い女性に迫るのでした。

　若い女性はしかたなく了解します。彼女がなぜこの雪女の里に住むようになったかは明言されていませんが、人間との混血であり、そのため寒さに弱く、雪女の衣装を着ているからなんとか寒さをしのいで、吹雪の外にも出られるのだそうです。

　そこで青年は、その衣装を手に入れるために、セックスを理由に、寒さをしのげるというその衣服を脱がし、奪って逃げる計画をたてます。

　服を脱がしたら適当なところで逃げる算段でしたが、彼女が感じ始めてしまうものですから、ついつい調子にのってシてしまいます。それが雪女に見つかってしまいました。

　青年は成長した雪女と交じり子孫を残すという大切な男性、雪女からしたら、そういう男性と世話人が交わるのは裏切り行為、許されないことなのです。

　彼女は雪女から、氷詰めの折檻を受けます。
　逃げた青年も同様で、逃げている最中の極寒の吹雪の中、やはり氷詰めされます。身動きできなくなってしまいました。

　さて、青年の運命やいかに？

　おいおい、ここまで書いたら最後まで書け、と言われそうですが、とりあえずこんなところで。
　知らんうちに更新して続きが掲載されてたり…しようかな、とか、思ってたり、思わなかったり。

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