【 恨まれ屋/玄秀盛・楠本哲 】
堂本零時シリーズに続く、新しい作品です。
ガラの悪い連中が絡んだやっかいごとを解決していく、というスタイルは似ているのですが、登場人物が違うので、堂本零時シリーズとは少し毛色の違った作品に思えます。
新刊書コーナーに2巻があり、1巻は未入手。3巻以降もどうなってるかわかりません。
これまでのように、ヤクザなど裏社会が前面には出てくる話ばかりではありませんが、表向き「普通の企業」であっても、裏社会とのつながりがあったり、裏社会顔負けのひどい会社もあります。
最初に掲載されてる事件は、「カップラーメン」の蓋の裏に、誤って全てのラーメンに「1万円当選」を印刷してしまったことが発端でした。
そのカップ麺、千個まとめてとある暴力団が購入しており、「当選してるんだから金を払え」との主張。
これをなんとかするのが「恨まれ屋」の仕事です。「恨みを自分達組織に向けさせ、依頼者への損害を極力減らす」ことで、依頼者の要望に応えるのです。
すいません、2巻しか持ってないので、あまり詳しくありません。
このあたりで、ご容赦を。
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