【 僕らはみんな河合荘/宮原るり 】
アカン! また、ひっかかってしまった「若い男女同居ものラブコメ」です。
意識して買ってるわけではありません。
「僕らはみんな河合荘」というからには、バンカラな男臭い下宿生活を思い浮かべてしまいますし、だからこそ、「僕らはみんな、可哀想」という、ダブルミーニングかとも思いましたし。
でも、表紙を見れば、その手のものではないというのは一目瞭然。これは、私のミスです。
しかし、ミスリードもあるよですよ。
はら、この帯の煽り、文句。お姉さんが手取り足取り? とか思うと、そっちにも期待しちゃうじゃないですか。
しかし、実態は、…。
トキメキのひとつもないんかい!
そもそ舎監がおばちゃんであり、男子エリアと女子エリアをつなぐ渡り廊下には、バット、釘バット、催涙スプレー、スタンガン、シナイなどが設置されており、、こりゃあ確かに「可哀想」です。
トキメこうにも、トキメけません。監視、きつくね?
と、ここまで書けば、設定はとても面白そうなんですが、ちょっとのめり込めませんでした。きっと、感性が合うか合わないか、その違いなんでしょうね。
1冊だけで、ごめんなさいになってしまいました。
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