漫画パラダイス

読んだ漫画のレビューなど。基本的には所持作品リストです。

【 真夜中のこじか/北原雅紀・あおきてつお 】

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 小児科の話です。
 24時間診療を実施している小児科専門クリニックに、新米の女医として、伴美は勤務を始めます。

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 17年前、4歳の弟が真夜中に急病になり、なかなか受け入れ先が見つからないなか、やっと診察してくれたのが、「小児科」と書いて「こじか」と読む医院だったのですが、伴美はこのことがきっかけで小児科医師を目指すことになった、という話はおいといて、「伴美」もバンビと読めるわけで、タイトルである真夜中の「こじか」に繋がっています。
 うーん、凝ったタイトルだなあ。

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 現在の小児科医療が抱える問題を取り上げた社会派マンガです。

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 小児科医療の抱える問題を取り上げたといっても、あくまでマンガですから、作品内でそれなりの結論がそれぞれ出されます。つまり、ひとつのことがいったん終わって次のこと、という構成になっているわけですが、現実にはそういったことが常に複数継続的に起こっていると考えねばならないでしょう。

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 となると、現実は漫画で描かれている以上に過酷、ということですね。

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 過酷な現場に、ついていけない医師がさったり、院長が倒れたりという事態も発生しています。

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 院長が他界してからは、息子に代替わりをし、腕のいい香織という医者も加わって、奮戦の日々です。
 みんなそれぞれに理想とする小児科医療を胸に描いているのですが、毎日擦り切れていく一方の過酷な現場で、考え方の違いによる対立なども起こります。

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 全5巻、読み応えあり、ですよ。

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 同じ作者による、「気ままにウルフ」「緋が走る」「ショパンの事件譜」は、またいずれ。

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