漫画パラダイス

読んだ漫画のレビューなど。基本的には所持作品リストです。

【 ワイルド7R(リターンズ)/望月三紀也 】

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 一番新しい、そして、最後の「ワイルド7」です。
 元々のワイルド7は連続ドラマにもなりましたし、その後、OVAにもなったと思います。数年前には、瑛太が主役で映画化もされました(観たかったんですが、残念ながら…)。 
 銀河鉄道999、サイクル野郎と並んで、過日の少年キングを支えた看板作品です。

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 R(リターンズ)は残念ながら、往年のメンバーは飛葉しか登場しませんが、迫力有るアクションシーンは相変わらず健在。
 草波検事は親から子へ代替わりしたようですね。顔、同じですが(笑)

 ワイルド7が退治するのは、警察や司法の手に負えない悪人。逮捕、ではなく、退治。すなわち、その場で撃ち殺してしまうのです。それが許された部隊です。

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 大伍というかつての飛葉同様のスタンスのキャラが登場し、飛葉は前半は フォロー役。しかし後半は飛葉の活躍が無くてはならないものとなります。 

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 1巻も2巻もそれぞれ書き下ろし。直接のストーりーの連続性はありません。又、ワイルド7と言いながらも、7人それぞれが何らかの役割があり、活躍するというのは、示唆されてますが、シーンとしてはほぼありません。若干太目ながら一冊で一話完結の書き下ろしでは仕方ないかもしれませんね。 

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 あとがきでは、ファンの熱意に応えて、まだ描き続けたいという意志が見えましたが、残念ながら故人となられ、これがラストのワイルド7です。

(138-501)