漫画パラダイス

読んだ漫画のレビューなど。基本的には所持作品リストです。

【 ミナミの帝王ヤング編/天王寺大・郷力也 】

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 ミナミの帝王、といえば、おそらく多くの方がご存じでしょう。トイチヤミ金です。トイチとは、10日で1割の利息がつく、という意味です。当然、違法です。
 
 違法かどうかはともかく、誰もそんな利息の高い所で、お金なんか借りたくありません。にも関わらず客はいます。なぜか? まともな所では、貸してもらえないからです。
 
 そんな連中ですから、貸した金を回収するのも、一筋縄ではいきません。だって、誰も貸してくれないほど、お金を作るアテのない人たちですからね。
 
 でも、そこから回収するのが、萬田銀次郎です。地獄まで取り立てにいくとか、たった1円であったとしても、きっちり回収するとか。
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 本人が返せないのなら、何らかの縁のあるところから、取り立てます。例えば、借金をした当事者をそこまで追い詰めた悪漢から、とかです。嵌めた相手を嵌め返すなどすることも度々です。その部分は勧善懲悪だったりするので、違法行為(法外な利息)であるにもかかわらず、読者に支持されるんでしょうね。
 自業自得、自暴自棄が原因だったりすることもあり、本人を立ち直らせたり、なんてエピソードも少なくありません。
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 さて、この萬田銀次郎、登場時点から凄腕取り立て人であり、ヤクザも道をあけるほど一目置かれる存在だったのですが、その漫画の「ヤング編」が出たのです。
 ヤング編ですから、萬田がその地位を築き上げる過程が描かれるのだろうと、勝手に予測して購入したのですが、まさしくその通りでした。
 全部で6冊プラス別のエピソードで3冊の計9冊があるようなのですが、その道を歩むと萬田が決意した4巻までで購入をストップしました。
 そこまで読めれば、もう十分。そうか、萬田銀次郎はこうして高利貸になったんか!
って、わかるので。
 途中までですいません。
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