漫画パラダイス

読んだ漫画のレビューなど。基本的には所持作品リストです。

【 7SEEDS ④/田村由美 】

f:id:mineshizuku:20190328001627j:plain

 ミサイル発射&自爆装置は、12時間前までなら、パソコンの端末を操作するだけで止められたようです。
 船長室で牡丹と蛍はその操作を行いました。しかし、ダメでした。何しろ、巨大船の色々な部分が劣化しており、しかもどうやら金属を食べるバクテリアが異常に繁殖を始めているのです。
 例えは、目の前のパソコンをダウンさせることはできるのかもしれません。しかし、そこからネットワークで繋がってる他のマシンとの連携や、機器類への命令などが、まともにコマンドとして送れるのかどうか。

 モニターに表示されたカウントダウンは、間もなく7時間を切ります。発射装置を完全に停止させるには、ABCD4つのブロックに別れた船内の、それぞれのブロックにある端末に、キーワードとパスワードを打ち込めば良さそうだ、というところまでは解読できました。
 メンバーはそれぞれ、端末の場所へ向かいます。

f:id:mineshizuku:20190328001703j:plain

 これには4つの困難があります。まず、辿り着くこと。縦変換の動作が中途半端だったため、通路があちこちで途切れています。バクテリアによる腐食で通れなくなっているところもあります。
 次に、キーワードの入力。そして、パスワードの入力。
 最後に、帰還です。往路よりも復路の方がはるかに困難です。往路では通れた所が通れなかったり、とにかく辿り着くためにロープワークやジャンプやら無茶をしてますから、その通りには帰還できないのです。

 しかも、最悪の事態が発生しました。3箇所まではクリアできましたが、最後のひとつが反応しません。恐れていた「動作不良」が起こったのです。こうなったら、とにかく脱出するしかありません。残り時間は2時間を切りました。
 バクテリアは益々増殖。逃げるメンバーをまるで追いかけてくるかのようです。

 結局はバクテリアの侵食があまりにも早すぎて、ミサイルの発射装置を含む各種機器、あるいはそういった装置を制御するソフトを組み込んだハードなどを壊してしまいます。結果、途中でカウントダウンが停止してしまいます。悲劇は免れたのですが、この時の彼らの気持ちは、いかほどだったでしょうか。
 核をも含むミサイルが、日本本土に向けて発射されます。その後、船も自爆します。日本本土には、秋のチームなど、明らかに生存している人間がいます。もしかしたら、それ以外の人たちもいるかもしれません。しかし、自分たちに出来ることといえば、もう自爆に巻き込まれないように待避するしかありません。残り時間は2時間ほどです。クルーザーは藻に絡めとられて動ける状態ではありませんし、自爆の規模もわかりません。そういう状態で、選択肢は「逃げる」しかなかったのですから。

f:id:mineshizuku:20190328001826j:plain

 そういえば、各チームのガイドも、病気や怪我で苦しみながらも死にたくても死ねないという悲惨な状況に陥ったとき、メンバー全員を殺害するための青酸カリを所持しています。
 これって、どうなんでしょうね? この作品には、自爆装置にしろ、青酸カリにしろ、生存者を死に導くアイテムが用意されています。苦しんで苦しんで苦しみ抜いて死ぬくらいなら、一瞬であの世へ行ける、というのはある種の慈悲かもしれません。でも、それって、本当に慈悲なのでしょうか? 安楽死を望むものにそれをほどこすのは、尊厳死かもしれませんが、それを他人が判断する、しかもその他人というのがリーダーという立場である、というのは、何か違うような気がします。本人が望まないのに、殺されてしまうのですから。

 個人的な話ですが、僕は「野垂れ死ぬ」というのを希望しています。誰にも知られずに、生命力が尽きて、ひっそりと野垂れ死ぬのです。
 そりゃあ苦しんで死ぬより、気がついたら死んでいた、というのがいいですが、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて死ぬことになるなら、それも仕方ありません。自分の死に際して、回りにワーワー騒がれたくないのです。
 これらが物語の進行のためにSFストーリーとして設定されただけのものなのか、死について考えるよう促すために「考えるきっかけ」となるよう作者が意図してやっていることなのかは、判断がつきかねますが。

f:id:mineshizuku:20190328001858j:plain

 さて、この物語には、こうした「強制的に死に誘うアイテムや装置」の他に、死神というのがいます。百舌です。未来世界へ7SEEDSプロジェクトのメンバーとして送り込まれた彼ら彼女らですが、目的は「人としての種を残すこと」です。しかし、無法地帯になるであろう文明の崩壊した未来で、みんなの脅威となるような人物が現れたら、殺害するしかない、という発想です。

 このため、百舌(要先生)は、夏Bチームの一員として未来に同行したあとは、各チームに付かず離れず同行、監視しています。
 要は夏Aチームに失望しています。皆を導く優秀なメンバーであるはずの夏Aの安吾と涼は、裁判の末、追放されてしまいました(既出)。あゆも夏Aから分離して新巻と行動を共にしています。鉄壁なはずの夏Aがこんなに簡単に瓦解してしまうのは、要にとって予想外のことでした。

f:id:mineshizuku:20190328002014j:plain

 さて、地下水脈に落ちて流された花ですが、気がついたら海岸にまで流されていました。そこでたった1人、たくましく生きていました。
 1人になると、日々の水と食料の確保のために、移動中心のサバイバル生活になり、定住はなかなか望めないようです。複数人で村を作れば、役割分担などもして、生活の基盤も整えやすくなります。小屋を立てたりするのは1人では無理でしょうし、野性動物を警戒するのも夜間の監視などを当番ですることが可能になります。しかし同時に、水や食料の確保も、自分の分だけとはいかなくなります。ノルマが自然と発生するのです。しかも、ノルマが達成できないと、仲間の生死に関わります。定住には憧れますが…。

f:id:mineshizuku:20190328002106j:plain

 藤子とちさも、チームのメンバーと離れ離れになって以降、移動型の生活スタイルで生き延びていました。そこへ、花が合流します。
 そんなある日、周辺地域の異様な変化に気づきます。あたり一面に、椎茸に酷似したキノコが、びっしりと生えていたのです。

f:id:mineshizuku:20190328002126j:plain

 花、藤子、さちの3人は、7つの富士の物資倉庫のひとつを見つけます。そこには、他と違ってもうひとつの扉がありました。それを開けるとそこには椎茸の栽培場でした。手で触れると、椎茸はぼろぼろと崩れます。かろうじて形は残っていたものの、もう朽ちていたのです。
 このことが原因で、胞子が外の世界にばら蒔かれたのではないかと考えます。しかも、それらの椎茸は変異をしているらしく、生きた動植物にまでくっついて、菌糸を伸ばし、椎茸を生やしてしまいます。それが大量発生の原因のようです。
 新巻の連れている犬からも椎茸は発生しつつあります。新巻の犬を見つけたことで、3人は近くに彼がいることを知り、新巻、あゆの2人と合流できました。しかしかわりに、吹雪、美鶴さん、と名付けられた2匹は、椎茸の被害にあってしまったのです。
 折からの乾燥で、落ちた雷が発生源となって、山火事が起こります。異常に繁殖した椎茸も、これで随分減ったことでしょう。どうやら犬たちがこの自然淘汰に手を貸したらしく、火のついた犬たちが走り回って火事を広げたことで、大規模な山火事にまでなったようです。その結果、犬達もまた、数を減らしてしまいました。

f:id:mineshizuku:20190328002233j:plain

 秋に1部夏Aや春を加えた拡大秋チームも、小瑠璃のハングライダーによる偵察で、大規模な山火事を知り、避難を決断します。食料や水ほか必要な物資を持てるだけ持ち、さらに自作によるものらしい荷車にも載せ、妊娠中のくるみも荷車に座らせます。
 こうして一行が移動中のところに、要(イコール百舌)が現れました。
 高圧的な態度で、どうして山火事を想定してなかったのかと責めます。それだけでなく、夏Aを始めメンバーに対して、お前はアレが出来ていないとか、お前はコレをしろとか、指図を始めます。
 訓練施設では、教官の言うことは絶対でした。課題をクリアできないなんてのはもってのほかで脱落を意味するからです。まだ訓練施設での呪縛に捕らわれてる夏Aのメンバーは、萎縮し、固まってしまいました。
 でも、ハルは猛然と言い返します。防御されたものの、要に殴りかかろうとすらします。火事のせいで気流が渦巻いて危険な中、小瑠璃にハングライダーで上空からの偵察を命じたことが、特にハルの怒りに触れたようです。
「NOって言っていいんだ」と、小瑠璃は何かに目覚めたような表情になります。
 要に荷車を放棄するよう言われる一行ですが、くるみを背負う役を要は自ら買って出たためでしょう、みんなはそれに従います。
 ハルの圧倒的な反抗に、要も命令口調から、提案口調に変化します。
 角又とひばりも火事に気がつきました。北の海に向かって避難を始めます。

f:id:mineshizuku:20190328002313j:plain

 花たち5人は、森林地帯を抜け、岩肌ゴロゴロの地に入ります。ここなら延焼の心配はないだろうと一休みをしますが、それでも紅く染まった風景が近づいて来ていることに気づきます。泥炭火災のようです。
 首尾良く馬を捕まえた角又が、ひばりとともに花達に追い付いてきて合流。一行は7人になり、海岸に辿り着きました。
 天候が崩れ、一行はオーバーハングした岩山の下に雨宿りをしながら火を炊き、これで火災が収まってくれればと願いますが、泥炭火災は多少の雨では収まらないかもしれません。
 雨宿りの最中では、食料採取に出掛けることもできず、もっぱら会話が交わされます。花は夏Bの様子を知り、嵐の生存の情報を得ます。
 ひばりは相変わらすワガママお嬢さんで、空腹を訴えたり、故郷の佐渡へ渡りたいなどと言います。しかし、海を渡る手段がありません。
 この時、花は思い出します。両親から「なにかあったら佐渡へ」と、言われていたことを。花の両親はシェルター「りゅうぐう」で最期を迎えていますが、それ以上の情報は与えられていません。
 花たち混成チームの目標は、佐渡に決まりました。ただし、その前にハルたちとの合流を目指します。雨季の始まりを予感される雨のため、雨量がまだ少ない(本格的な雨季に入るまでに)うちに動きたいところです。

 嵐、まつり、ナツ、蛍、蝉丸、牡丹の「花」を除く春チームと、夏Aの安吾と涼は、クルーザーで移動中でした。安吾と涼は、これまて2人きりだったようなことを言ってましたが、それが嘘であり、どんなチームの誰に会ったか、正直に告白します。
 彼ら船チームは太平洋側にいますが、フォッサマグナで日本が左右に分離されてしまったので、日本海に船で抜けるのは容易そうです。
 船チームは合流を目刺し、フォッサマグナを北進する方針が出たようです。安吾と涼は追放された身ですから、合流を果たしたら集団から抜けて独自行動をとろうと話し合っていました。
 まあ、それが賢明でしょう。謝罪したところで花たちのわたかまりが消えるともおもえませんし、2人が合流したらまたいざこざが起こりそうです。涼が春チームにテスト紛いの事を行い、皆が命の危険にさらされたことはバレていませんが、安吾が花へ行った悪事の数々は周知の事実ですから。

f:id:mineshizuku:20190328002531j:plain

 拡大秋チームは、これまでそこに何度か滞在したことがあるという百舌の案内に従って、本州と地続きの小島へ避難し、くるみの出産に備えることにしました。緑と水が豊富で、住居にふさわしい洞穴があります。ただし、人間の手が加えられてるようです。満潮時には砂州が海面下に沈み、離れ小島になります。

 有無を言わさぬ命令口調だった要も反省したのか、メンバーの質問に丁寧に答えます。
 なぜこの島を選んだのか ⇒ 豊かな緑が見えたので、水が豊富とと燃えた。

 ここで実際に過ごしたことがあるのか ⇒ 何度か数日間を過ごした。
 危険な生物はいないのか? ⇒ 今のところであっていない。

 これらのやりとりのあと、拡大秋チームもこの島の洞窟への進入を決意します。
 地下に構築された施設で、降りるとまず広目のリビングらしきスペースがあります。その回りに扉がいっぱい。メンバーが寝起きするための個室です。リビングには暖炉まであります。井戸もあります。それなりに快適に過ごせそうです。倉庫に続くドアがありますが、中は既に空っぽのようです。他に、まだ要が行ったことのない場徐に続くルートがあるようです。
 その後、山火事がどうなったか知る由もありませんが、しっかりした地下施設のため、くるみはここで出産することになりそうです。
 虹子は頭痛を訴え、窓の無い精神的な息苦しさからか、屋外にでて眠ることにします。
 ハルが地下からピアノの音を聞きます。棚があった場所に地下への秘密通路のようなものがあります。誰が棚を動かしたのでしょう?
 外で眠った虹子が戻ると、昨日はホテルのロビーのごとく見えていたリビングが、廃墟になっています。幻を見れられたのか、今、見ているのが幻なのか? ともかく禍々しいものを感じた虹子は、島を脱出しようとします。しかし、満潮のため砂州が沈んでおり、脱出経路がありません。しかも、地下施設のようなところで眠った13人は行方不明です。外に出ていた虹子だけがたすかったのです。
 では、中で何が起こったのでしょう? 赤ん坊の鳴き声をきいたくるみは、流星と地下に降ります。しかし、振り替えるとさっき入ってきた扉がありません。
 同様に次から次へと誘われるメンバー。降り変えるとやはり元に戻る道が消えています。藤子や秋ヲはさすがに異変に気づき、着替えて装備を整えてから、無かったはずだが今は見える地下通路の階段を進みます。
 要はいちはやく「これは幻覚だ」と気づきますが、原因物質はわかりません。鼻と口を布切れで塞いで、地下の捜索を続けます。地上にたった1人でいる虹子は案じますが、手立てがありません。とりあえず島中を歩き回って全体の把握につとめることにしました。
 花、藤子、ちあき、新巻、ひばりの5人は、秋拡大チームが暮らしていたらしい村によります。そこはまるで廃墟です。ともあれ、それならと佐渡へ進路をとることにしました。

f:id:mineshizuku:20190328002623j:plain

 外部を歩き回る虹子は、もと人工物だった名残があちこちに残されていることに気付きますが、さらに、どうやら巨大な蟻によって巣としての穴が穿たれたであろうことに気付きます。
 洞窟内の広いスペース、彼らがリビングと呼んでいた場所からは、異常に気づいたメンバーが三々五々洞窟内に進入したため、単身または少人数でのグループ行動になっており、またバラバラになってしまっています。
 島の登頂部でSOSを意味する3本の狼煙を上げた虹子、そこに近づきつつあった春をベースにした船チームが発見して上陸、虹子と合流します。
 一行は最初にリビングのあった場所に向かいました。

 立派なリビングに見える時もあれば、一瞬廃墟に見えることもある。本人はまっすぐ歩いたつもりか、第3者の目から見たら、何かの危険(穴など)を避けるように歩いている、など、ここが普通の場所では無いように思えます。一行はいったん外に出て、今夜は屋外でキャンプをすることにしました。捕まえやすい獲物や、水などは豊富です。巨大な蟻には気をつけねばなりませんが、海岸付近には出てこないようです。
 洞窟内では、妊婦のくるみと流星は2人で行動していますが、脱出路を探してむやみに歩き回ることをやめ、火を興して一休みすることにしました。

 キャンプで一夜を明かした船チームは、ナツの告白に驚きます。船で島に近づくとき、洞窟のようなものが見えたというのです。
 リビングから地下深くに降りたらしい他のメンバーを探すには、海からしか行けない洞窟から地下に入るのがよさそうです。
 ボートで洞窟に進入しますが、水路は行き止まりになっており、朽ちた船が一艘あります。その先も洞窟が続いています。涼、虹子、まつり、牡丹、ちまきの5人が先へ進み、安吾、ナツ、蝉丸などが引き返します。残念ながらこのあたりから、よほど注意深く物語の進行を見守っていないと、誰と誰がどういう行動をとって、どこにいるのかがわからなくなってきます。
 リビングから洞窟に入り込んだ個々のメンバーの動向も、僕にはもうよくわかっていません。
 船メンバーの本体へ戻った一行は、蝉丸の提案でもう一度リビングに行きます。蝉丸の機転で入り口を開け放ったまま一晩放置されていて、中の空気が入れ替わってるはずだというのです。
 行ってみると、そこは廃墟でした。綺麗に整頓されたリビングのように見えたのはやはり幻覚で、そこに澱んでいた空気のなんらかの成分のせいで、そう見えていたようでした。地下に続く階段も発見できました。それ以外にも、穴ぼこがいっぱいあります。

 安吾が階段を下りて様子を見に行くというのに、嵐も同行します。ナツも同行志願をしましたが、断られます。蝉丸と一緒にこの場に残り、やがて戻ってくるであろう涼たちへの状況説明役をおおせつかるのです。
 しかし蝉丸がナツの気持ちを察します。ナツの手をとり、一緒に後を追うことにしました。これに蛍もついていきます。
 海岸洞窟ルートから内部に進入した涼や牡丹たちは、やはりここがなんらかの人工的な施設であることを確信します。そして、施設の全体像を模したジオラマを発見、半壊してはいるものの、この島が地下ルートで佐渡島へ繋がっていることを知ります。
 やはり、佐渡に何かがあるようです。

f:id:mineshizuku:20190328002801j:plain

 地下には劇場のような場所もありました。ここに足を踏み入れると、記録されていた3D動画が再生されます。地下に降りたメンバーの何人かがこの記録映像を観ます。
 草木も生えないけれども強固な岩盤にあるこの鍵島が、「オープンサドプロジェクト」のキーになると、映像は説明します。しかし、多数残された記録映像のラスト近くでは、佐渡が全滅したと地下トンネルから研究員が報告にかけつけます。
 佐渡に何を用意して、どうしようとしていたのか、そしてなぜ全滅したのか、そういったことは残念ながらわかりません。
 バラバラになって洞窟内を探検するうちに、メンバーの恋愛模様も少し進行したりします。

f:id:mineshizuku:20190328002822j:plain

 鍵島の地下で、放浪探検したり、脱出しようとしたり、仲間を助けようとしたりなど、様々な行動をとるメンバーとは別に、花たち一行は日本海の海岸に到着しました。海上を進んで、佐渡を目指せる位置です。
 花、ちさ、富士子、角又、ひばり、新巻、あゆといったメンバーです。ガッチリと筏を組んで、食料や水を持ち、海へ出ます。
 しかし、たどり着いた佐渡島は、過去の人が「佐渡に行け」と言った時に準備していた佐渡島とは違ったものになっていました。前(本州側)の半分は水没しており、花たちは知りませんが記録映画によると施設は全滅しています。
 彼ら彼女らは、何も期待することの出来ない佐渡へやって来たのです。

f:id:mineshizuku:20190328003057j:plain

③はこちら↓
http://zukuzuku.hatenablog.com/entry/2019/03/23/161433

(228-930)