【 ゆりてつ/松山せいじ 】
私立百合ヶ咲女子高鉄道部、略して「ゆりてつ」の、部活のお話です。
「鉄道研究会」、略して「てっけん」なるものは、多くの大学に存在してると思いますが、僕の行ってたところにはなかったし、創作系に興味が片寄りつつあったので、「ユースホステル部」の他に、「漫画研究会」(まんけん)をかけもちし、おまけに「文芸愛好会」の立ち上げメンバーでもあるんですが、大学に「てっけん」があったとしても、入ってたかとうかは、微妙です。
さて、私立百合ヶ咲女子高鉄道部のお話です。
新入生3人が、鉄道部を作るのですが、正式な部活として認められるためには4人が必要とかで、とりあえず4人目はダミーの名前で登録し、部活として成立。
その後、スカウトした本当の4人目は非鉄、しかもいきなり部活動(入学式が金曜日だったらしい)で、土曜日の夜から北斗星に引っ張り込まれて、二泊三日の旅に出る羽目になります。
それで三年分の部費を使い切った(普通単年度予算だろ?)とか、実は顧問の先生がおらず、あとから鉄の女教師がおしかけ顧問になるとか、まあ、無茶がいっぱいあるのですが、そもそもストーリーに期待するようなマンガではなく、旅と鉄道を紹介するマンガですからね。
女の子が萌え可愛いし、鉄道は綺麗でカッコイイし、もうそれだけで十分でしょう。
でも、だからといって、使い込んだ部費が補填されるわけがありません。
バイトをしながらの鉄道部活の始まりです。
とかいいつつ、2巻までしか買わずにすませてしまってるんですけどね。何巻出てるのかな?(こればっか)
これには事情があります。
勤務先の異動により、交通機関(車から電車へ)が変わり、立ち寄れる書店も変わってしまったのです。そこでは子ミックスが豊富とは言えず、しかも改築で漫画置き場がさらに減ってしまい、「ゆりてつ」を見かけなくなってしまったのです。
今ではAmazonで買う方が多くなってしまいましたが、まあ僕がAmazonに頼るようになるのでは、書店も潰れるわなあ。
でも、松山先生の電車は本当に美しいです。最新鋭の新幹線も、顔がひらべったい通勤電車も、SLも、レトロな客車も、みんな綺麗でカッコイイ!
リアルに汚れた電車も嫌いではありませんが、やっぱり鉄道好きとしては、美しいフォルムに惹かれますね。
ほらね、カッコイイでしょ?
それにしても、ゆりてつに横見浩彦先生が、登場するなんて。あ、これ、サンデーGXコミックスか‥。
まさか「IKKI」廃刊で消えてしまった「鉄子の旅」を復活させようというたくらみではあるまいな。‥とか思ってたら、鉄子がサンデーGXで復活してしまった。
(105-400)