【 鉄娘な3姉妹/松山せいじ 】
松山せいじ先生が、鉄道好きであろうことは、以前何かの著作を拝見したときに、感じていました。
ですから、この作品も迷わず購入させていただいたのですが…。
父親から手紙を受け取った鉄道マニアの3姉妹は、父親のもとへ向かうべく旅にでます。しかし、指定された場所に着くと、既に父親はもう去ったあと。遅きに失してしまったのです。
でも、最初は「遅きに失したか」となるわけですが、それが続くと、「え? それって、どうなん?」と、疑問がわかざるを得ません。
確かにこの3姉妹、写真撮影にこだわり過ぎたり、巨乳過ぎたり(いや、これは関係なかろう)で、行動に遅い所はあるにはあるんですが、目指した列車には乗ってるんですよ。
なのに、指定の場所に行ったら、父親はもういないって、それ、親として、失格でしょう? 年端もいかない娘が父親を訪ねていくんだから、自分のスケジュール管理くらいしっかりとやっていただきたい。
と、つい突っ込みを入れたくなってしまいました。
最後まで読めば、その事情も伏線であって、きちんと回収されるのかもしれませんが、最後までお付き合いできませんでした。ごめんなさい。
全1巻ではないのに、1巻しか持ってない、というのも実は意外とあったりします。
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